【今日は何の日?】ノーザンテースト産駒、28年連続勝利
北海道の牧場で元気に過ごしていた頃のノーザンテースト。【2006年2月4日】
シンザンの24年を上回る偉大な記録を樹立
競走馬の生産者である社台グループが、1975年に種牡馬として輸入したノーザンテースト(カナダ生まれ)。1979年の初年度産駒から有力馬を次々と輩出し、1982年に初めてJRAのリーディングサイアーに輝いた。その後、1992年まで11年連続でJRAリーディングサイアーを獲得。サンデーサイレンス時代が到来する前の、日本の近代競馬を支えた。
そして、初年度産駒が勝利を飾って以来、同馬の産駒は毎年勝ち星を積み重ね、2003年には25年連続勝利を達成。シンザンの24年を抜いて歴代トップに立った。それからさらに記録を更新し続け、2006年のこの日、京都競馬場第4レース(障害4歳以上未勝利)でモガリブエが快勝。産駒の28年連続勝利という偉大な記録を刻んだ。
1999年の種付けを最後に種牡馬を引退したノーザンテーストは、北海道の社台スタリオンステーションでのんびりと余生を過ごし、2004年12月に老衰のため死亡。33歳の大往生だった。主な産駒は、ダービー馬のダイナガリバーに、アンバーシャダイ、ギャロップダイナなど。自身の血を受け継ぐ優秀な繁殖牝馬も多く、1991年から2005年まで15年連続でJRAのリーディングブルードメアサイアー(母の父)にも輝いている。