渋野日向子が吐露した全英女子オープン4日間の心情。「あきらめてやっていた」こともあったが「怒りを力に変えられた」 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 でも、先週の1日目にやっとアンダーで回れて、いい流れで2日目もきていて。結果的には自分のミスを引きずって、スコアを落としてしまったんですけど、その前のエビアン選手権の時とは違う落ち方で、そこをいいように捉えて、その後の練習ではすごく熱を入れてやることができた。それで、まさか3位に入るとは思わなかったですけど」

 今大会を終えたあとも、「まだ、試合になれば(予選落ちへの)多少の怖さはあると思う」と語った渋野だが、そういった苦悩を抱えながら、こうしてメジャーの舞台で優勝争いを演じて、3位という好成績を残した事実は大きい。今後の戦いへ向けての糧となり、プラスに働くことは間違いない。

「子どもだった」3年前から、渋野は着実に成長を重ねている。メジャー2勝目の期待が、また少し膨らんだ。

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