【木村和久連載】歳を取っても衰えぬ、ゴルフに対する闘志と向上心 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 それじゃあダメだろうと気づいて、しっかりトップを形成する素振りをするように心がけるようにしたのです。最初は深いトップからクラブを振り降ろすので、あらぬ方向へ飛んだりもしましたが、次第に打球も安定し、以前よりも飛ぶようになりました。

 というわけで、ゴルフに対する姿勢、考え方、やり方など、いろいろ変えて、年相応の対応をしていくのが大事だと思います。

(3)ニューギアはご褒美
 時に新しいクラブを導入すると、ラウンドの際にいい刺激となります。だから、中古クラブでも構わないので、たまにはクラブを購入し、自らのプレーに刺激を与えましょう。

 ここ5年で一番安いクラブの購入は、ネットオークションで買った6番のUTです。確か、3000円台でした。

 しかしこれが、今でも"一軍"で活躍しており、非常に心強い武器になっています。3000円で1年ぐらいゴルフが楽しく、張り合いが出るのですから、コスパは恐ろしくいいですよ。

 今年は、1万円ちょっとでアプローチUTを購入。これも重宝しています。これは新品ですが、驚くほどの安さにびっくりしています。

 練習場に行ったら、2000円ぐらい使うじゃないですか。だったら、それを5、6回我慢して、狙っている中古クラブや格安のクラブを買うのもありかな、と。

 長年ゴルフをやっていると、自分に合うクラブは自ずと決まってきます。それに、ドライバー以外、さほど飛距離を求めませんし、飛ばしたいなら番手を上げればいいだけの話です。

 と言いながら、素振りを繰り返しやっていたら、いやいや、この歳になって飛距離アップなんて!? 自分でも信じられませんでしたよ。

 ゴルフって、まだまだ伸びしろがあるんだな、と。奥が深いな、とつくづく思っています。

(4)現状維持がすばらしい
 これまでのゴルフ人生で、自分のゴルフの最盛期は20年ぐらい前で、年間平均スコアが80台でした。70台もたまに出て、シングルまでもう少し、って感じでしたけど、それが限界でした。

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