2020.08.04

松山英樹「ショットだけなら上位にいける」。
全米プロ前につかんだ手応え

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 2日目は出入りの激しいゴルフで、3バーディー、4ボギーの「71」。スコアをひとつ落として、順位も33位タイまで後退した。初日は安定していたショットがやや乱れ、パーオンできたのは半分の9回だけ。ラウンド後の松山は厳しい表情を見せた。

「ショットもよくなかったし、パットもあまりいいところがなかった。もう少し何かきっかけがあれば、よくなりそうな雰囲気はあるので、そこを考えながら、いいスコアを出して、いい位置で回れるようにしたい。(朝早いスタートで明日のラウンドまで時間があるので)まずは昼寝でもして、イメージを変えたいと思う。」

 朝から小雨が降ったり、やんだりという天候となった3日目。その分、気温的には過ごしやすい一日となり、松山は前日に調子を落としていたショットが改善し、危なげないプレーを披露した。17番では、この日5つ目となる12mのバーディーパットを見事にカップイン。コースに隣接する住宅から観戦していたギャラリーが歓声を上げると、そちらに向かって笑顔を見せた。その後、18番でボギーを打ってしまったものの、この日はスコアを3つ伸ばして、順位も22位タイまで上昇した。

「(パーオンで)グリーンに乗る回数が多かった分、バタバタしながらではなく、落ち着いたプレーができた、というのはある。(全体的に)少しずつよくなっているし、明日もいいプレーができれば上位にいけると思うので、がんばりたい。17番の歓声? ああいうのが長らくなかったので、素直にうれしかった」

 最終日、松山は1イーグル、3バーディー、3ボギーの「68」。通算6アンダーでフィニッシュした。優勝したジャスティン・トーマスとは7打差をつけられ、上位争いに絡むことはできなかったが、ショットの状態は上向き。最後に納得の表情を見せた松山は、次週の全米プロへ向けても前向きな抱負を語った。