諸見里しのぶの新たなチャレンジ「引退という言葉は使いたくない」 (4ページ目)

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

「そういう仕事も、いずれできたらいいなと考えています。人前で喋ることは、決して簡単ではないですけれども......。たとえば、レッスンをするにしても、大きな責任感が出てきますし、解説をするにしても、選手のプレーや特徴を解説したり、それを(視聴者に)きちんと伝えるためには、まずは自分がしっかり勉強しないといけないですし。

 ですから、(そういう仕事も)安易な考えで、すぐにやりたいとは思っていません。ただ、ゴルフを初めて見た人が『ゴルフって、意外と面白いんだね』って思えるぐらいの、ゴルフの魅力を伝えられる表現力は早く身につけたいですね。それが、だいぶ自分に備わった時、そういう仕事にもチャレンジしたいと思います」

 新たな一歩を踏み出す決意を下した諸見里。自らを育ててくれたゴルフ界への恩返しと、自らの"第2の人生"をより豊かなものにするためのチャレンジが、これから始まる。

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