渋野日向子がダボに「プチーン」も
好発進。面目躍如のパットが冴える

  • 杉山茂樹●取材・文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Getty Images

 好調だったパットについて、渋野はこう語った。

「(カップを)オーバーさせることを意識していましたね。しっかり打てたし、ショートはなかったと思う。バーディーパットはショートしたくないと思ったんで、それが最初から最後まで貫けたことがよかったかな、と」

 ハイライトに挙げたのは、やはり18番だった。

「17番でダブルボギーを打ったあと、すぐにバーディーが取れた。そこは、ここ何試合とは違うなと思います。ヤケクソでしたし(笑)。私の場合は、平常心を意識していたら、逆にいけないのかもしれませんね。あまり喜怒哀楽を見せるのもよくないですけれど......。いきなりダボが来たら、余計にプチーンってきてしまいました」

 あらためて賞金女王争いのことを尋ねられると、渋野はきっぱりこう言った。

「考えていないです。応援してくれるみなさんに、いいプレーを見せたい、という素直な気持ちでやっています」

 ちなみに、渋野に約1650万円差をつけて、賞金ランキング2位に位置する申ジエは、渋野と同じ5アンダーでフィニッシュ。2日目以降の争いが楽しみである。

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