最後の全米女子オープン。宮里藍が自らメジャー制覇の可能性を分析する (4ページ目)

  • 武川玲子●取材・文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

「けれども、不安があってこそ、バランスがとれるのがメジャー。今年のコースはフェアなセッティングだし、自分にとってはいい挑戦になる」

 自らに言い聞かせるかのように、大会へ向けての抱負をそう語った宮里藍。ショットの精度は落ちていない。また、天候によって、勝敗の行方が大きく左右されるのがメジャーだ。チャンスは、決してゼロではない。

 今までがんばってきた宮里藍に、どこかで神様が味方してくれるかもしれない――そんな予感がするのは、私だけではないだろう。

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