【木村和久連載】猛暑も嫌なヤツも、都合よく解釈すればゴルフは楽しい (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 とまあ、このようにゴルフは視点を変えて、都合よく解釈したほうが何かと具合がいいのです。この"ご都合主義"のラウンドは、コースだけでなく、プレー状況なども自分の都合のいい方向に持っていけます。

 例えば、ラウンド中に突然お腹が痛くなって、トイレに行きたくなったとしましょう。でも、トイレのあるお茶屋まではまだ遠い。

 さあ、あなたならどうします?

 こういうときは、過去、試合中に便意が急に襲ってきてトイレに駆け込んだが、間一髪間に合わずに漏らしてしまった某選手のことを思い出しましょう。その方は、トイレの目前でかなりの大物を排出したようで、その後のプレーは晴れているにもかかわらず、なぜか合羽を着てプレーしたんだと。合掌......お悔やみ申し上げます。

 それに引き替え、アマチュアの便意なんて軽いものです。試合じゃないので、カートを借りて「ちょっとトイレに行ってくるわ。1ホールやらないからよろしく」てな感じでいいんですから。

 そんな余裕がない場合でも、ギャラリーなんていませんから、林の中にボールを探しにいくふりをして、事を致せばいいのです。ただこれは、決して勧めているわけではありませんよ。あくまで仕方のない場合の、緊急回避措置として言っているのです。

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