【木村和久連載】コースマネジメントは「うまい」シニアから学べ! (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)林からは冒険せずに淡々と
 うまい人は達観しています。林に入ったら、それは「ペナルティーだから」と、淡々と脇に出すことが多いです。もちろん、前方が広くて狙えるのなら前に打ちますが、漫画のような冒険的なショットは一切しません。

 おそらく若い頃に何度も痛い目にあっているので、チャレンジしても意味はない、と悟っているのでしょう。現実を受け止めてなんぼ、それがゴルフというやつですね。

うまいシニアの方からは、いろいろな「極意」が学べると思いますうまいシニアの方からは、いろいろな「極意」が学べると思います

(4)ショットはすべて軽やか。特にアプローチは超ソフト
 達人はとかくリズムを大事にしているので、ここはドラコンだからマン振り、みたいなことはあまりしません。だいぶ先のほうにドラコンの旗がある場合は、完全に無視。どうせ賞は取れないのだからと、自分のゴルフに徹します。

 アプローチでは、PWで110ヤードをフルショット的なことはまずしません。実に軽やかに、多くはスリークォーター、あるいはハーフショットでアプローチをしています。そこの力加減は、極めて参考にしたいです。

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