【木村和久連載】スマホでゴルフ上達。「人の振り見て我が振り直せ」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(2)続いて『体重移動』
 スライス病の次に問題となるのが、体重移動です。ダフリやトップ、テンプラ、チョロなどの現象は、身体が横に揺れる"スウェー"、あるいは足がギッコンバッタンする"足の浮き"が主な原因となります。

 この問題で指摘しやすいのは、足裏が地面から離れるケースです。

 メジャーリーガーのイチロー選手をはじめ、プロ野球の各スラッガーやプロゴルファーは、パワーを出すために足を浮かせて体重移動します。でもそれは、ちゃんとボールが当たるのが前提ですから。

 素人というか、アマチュアが体重移動のしすぎでボールが当たらない、では意味がありません。結果、チョロで前進1ヤードとかね、もう泣きたくなります。

 こういう人のほとんどは、足を地べたにつけていません。だから、スマホで撮って、「こんなに足が浮いているよ」と見せればいいのです。そうすれば、大いに納得できます。

 足を浮かせて体重移動する人に、「ベタ足で打ってみて」というと、「それじゃあ、ぜんぜん飛ばないんだよね」という方がいるのですが、「今、目の前でチョロしたじゃん。それよりは飛ぶから」と言ってあげましょう。

 確かにベタ足スイングは飛距離が落ちますが、へんてこボールになるよりはずっとマシですから。

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