【木村和久連載】心躍るニューギア。その「筆下ろし」で注意すること (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 新しいゴルフシューズを新調したとしても、慣れるために外を歩くことはなかなかできませんよね。靴底にソフトスパイクがついていますから、アスファルトの上なんて歩けませんし。

 わざわざ、公園の芝生まで持っていって履きますか。それも面倒くさいでしょ。だから、新しい靴のお試しラウンドは出たとこ勝負なんです。くどいようですが、予備の古いシューズを一緒に持参することをお勧めします。

 ニューシューズへの移行がスムーズに進めば、いよいよ古いシューズが退役する運びとなります。では、そのシューズ、ゴミの日に出しますか?

 いえいえ、引退したシューズはまだ使い道があります。練習場で使用するのにもってこいです。

 ゴルフシューズはソフトスパイクが邪魔で、練習場内でも歩きづらいし、打ちづらいです。ところが、ソフトスパイクがすり減っている古いシューズは、安定感が抜群。しかも、スニーカーよりホールド感があって、打ちやすいのです。

 古きを温め、新しきを知る。ゴルフシューズは、まさに「温故知新」。そういう解釈もあり、ですね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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