「ありえないほど真っ直ぐ飛ぶ」。石川遼、今年初戦でドライバーに快音 (4ページ目)
そうした状況の中、安心してツアーを戦うために石川が考えたのは、「スタートの4時間前に起床すること。そして、これまで10分、20分で終えていたウォーミングアップに、1時間の時間を費やすこと」だ。これはこの年明け初戦から導入したが、その効果を石川が語る。
「まず、ホテルの部屋とジムで体を温める。そこで(体全体が)しっかりとほぐれているから、練習場でボールを打ち始めるときには、体の動きが違う」
早朝スタートのときなどは、起床時間が早くて大変ではないかと思ったが、「朝は苦手なタイプじゃないんで、意外と大丈夫です」と言って、石川は笑った。
目指すのは"自己治癒力"。体から出される"信号"を抜かりなく聞き取って、それに対して敏感に対処し、ケガを未然に防ぐことだという。それができれば、今後は安心してツアーを戦うことができるはずだ。
今週は、連戦でファーマーズ・インシュランス・オープン(1月26日~29日/カリフォルニア州)に臨む石川。同大会には、盟友の松山英樹に、話題のタイガー・ウッズ(予選落ち)も出場している。
体の強さは気持ちの強さへとつながるもの――。石川にとって、年明け2戦目。注目度が増す大会で、好調なショットが1日でも多く続くことを期待したい。
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