デービス・ラブIIIが殿堂入りも、タイガー・ウッズの選出は遠のく (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 また、2014年からは選出されるカテゴリーも見直され、これまで5つあった部門からインターナショナル部門がなくなって、男子、女子、ベテラン、ライフタイムアチーブメントの4部門となった。選出の条件は、例えば男子選手部門の場合、世界のツアーで15勝以上、もしくはメジャー(4大メジャーとプレーヤーズ選手権を含む)で2勝以上挙げていること。そのうえで、年齢制限が40歳から50歳に引き上げられた(もしくは現役を引退して5年以上が経過していること)。

 これらの条件を満たした中から、まずは候補者を事前の選考委員会が選出。その候補者について、ジャック・ニクラウス、ナンシー・ロペスら16人の委員が議論し、その後に投票を行なって、75%の賛成を得た者が殿堂入りとなる(2013年までは65%だった)。

 今年選ばれた5名を加えて、『世界ゴルフ殿堂入り』はこれで155名となった。

 これまで、日本から選出されたのは4名。2003年に樋口久子がライフタイムアチーブメント部門で選出され、2004年に青木功、2005年に岡本綾子、2011年に尾崎将司がそれぞれインターナショナル部門で選出され、殿堂入りした。

 ところで、2011年にアーニー・エルス、2012年にはフィル・ミケルソンが40代前半で殿堂入りしたが、賛否両論あった対象年齢が50歳に引き上げられたことで、現在40歳のタイガー・ウッズの殿堂入りはしばらくお預けとなった。

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