世界トップを知るマキロイが言う「スピースを最も苦しめるもの」 (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 さて、肝心のスピースだが、地元で勝利するチャンスは、もう1回残されている。今週のディーン&デルーカ招待(5月26日~29日/テキサス州)である。この大会が行なわれるのは、テキサス州フォートワースのコロニアルCC。前週のダラスからは、車で約1時間の場所だ。

 先週の最終日には、「フラストレーションしか残らなかった」というスピース。マキロイ同様、プレッシャーに打ち勝ち、地元で歓喜の優勝を果たしたいところだ。

「コロニアルCCは、これまで僕が何度もいい成績を残してきたコース。(先週の)最終日はすごくフラストレーションがたまったけれど、その中で自分なりには(上昇への)いいきっかけを見つけている。だから、今回のコロニアルCCでのプレーには自信を感じている」

 プロの選手であるならば、そのほとんどが世界のトップに立つことを目指してプレーしている。だが、頂点に立つ選手にしかわからない苦しみがある。友人であり、ライバルであるマキロイの久しぶりの優勝を受けて、そのうえで自らの気持ちをどう整理して今大会に臨むのか。スピースの地元でのプレーを改めて注目したい。

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