ついにベールを脱いだ「第2の美人刺客」キム・ハヌルが本領発揮 (4ページ目)

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 5月には、日本のファンクラブが立ち上がる予定だ。これから、ますますファンの数は増えていくだろう。そんなファンのサポートに応えるためにも、今は必死で日本語の勉強に励んでいるという。

「韓国にいるときから、専属の日本語の先生がいて(日本語を)勉強していたんです。日本に来てからは先生がいないので、マネジャーが教えてくれたり、プロアマ戦のときに一緒にプレーする日本人の方から学んだりしています」

 キム・ハヌルは今季から、日本人のキャディーにバッグを担いでもらっている。そのキャディーとの意思疎通を図るためにも、日本語の上達は不可欠なのだ。

「昨季は、韓国人にキャディーをやってもらっていたのですが、今年は日本人の方にキャディーをお願いしています。というのも、韓国人キャディーだと、私とは会話できますが、周囲の日本のゴルフ関係者の方々とコミュニケーションをうまく図れないからです。そうすると、コースの情報なども限定的になってしまいます。

 その点、日本人キャディーであれば、コースのことをよく知っていますし、アドバイスを受けるうえでも、大きな力になってくれます。そのためには、私自身、もっと日本語を理解できるようにならないといけない。それができないと、成績も上がらないと思っています。ですから、なるべく早く日本語を話せるようになりたい」

 そうして、最近では日本語を聞き取ることは、おおよそ問題なくできるという。あとはどれだけ話せるようになるか。彼女は、「できれば、次に優勝したときには、日本語でスピーチしないといけないと思っています」と言って笑った。

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