ついにベールを脱いだ「第2の美人刺客」キム・ハヌルが本領発揮 (3ページ目)
「優勝を逃したあの2試合は、かなり緊張していました。でも自分では、『緊張していない』と装ってプレーしていたんですね。それが間違いでした。嘘なんですから。それで、アクサレディスのときは、緊張してミスをしても、それを受け入れてやっていこうと思ってプレーしていました。おかげで結果を出せましたけど、もし優勝できなかったら、メンタル的にどうなっていたのかなぁと思うと、ちょっと怖いですね(笑)」
そう話している最中も、キム・ハヌルからは笑顔が絶えなかった。ラウンド中も、ミスショットをしたあと「ペロッ」と舌を出して、おどけて笑う姿をよく見かける。「スマイルクイーン」という愛称は、そうした振る舞いからつけられた。
いつも笑顔でいるのは、なぜか。キム・ハヌルが言う。
「私にとっては、笑顔でいることが“ポーカーフェイス”なんです。試合中にミスをすると嫌な気分になることもたくさんあるんですが、笑うことで気持ちに余裕を持たせられるんです。笑顔でいるときも、実は傷ついたり、焦ったりしているんです。笑顔でありながら、内面ではいろんな感情が渦巻いているんです(笑)」
上位争いを演じ続けることで、注目度も一段と増した。その持ち前の笑顔と、ミニスカートが似合うスタイルのよさもあって、各メディアでは女王イ・ボミと比較されて登場する機会も増えた。
「そうやって注目されることは、いいことだと受け止めています。日本のファンの方も増えましたし、温かい声援を送ってくれることにはとても感謝しています」
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