【ゴルフ】なでしこJに続け! 全米女子で頂点を狙う、宮里&横峯 (2ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 今回、その難コースに挑む日本勢は、直前の世界ランキング(50位以内)の結果で滑り込んだ大山志保(38歳/世界ランク43位)をはじめ、総勢13名(現在中国籍の森田遥を含む)。なかでも、優勝争いが期待されるのは、ここに来て調子を上げている宮里美香(25歳)と、昨年の全米女子オープンで7位と奮闘した横峯さくら(29歳)だ。

 宮里は、2週前のアーカンソー選手権(6月26日~28日/アーカンソー州)で優勝争いを演じたばかり。トップのチェ・ナヨン(27歳/韓国)には及ばなかったものの、米女子ツアーの"猛者"たちとの戦いを制して2位でフィニッシュした。特にその際、「(世界ランク3位の)ステイシー(・ルイス。30歳/アメリカ)と一緒の組で戦って、そこで得た自信がすごく大きい(ルイスは3位タイ)」と、現在の充実ぶりを語る。

 また、もともと宮里はアイアンの精度が高いショットメーカーだが、今年は平均パット数が28.81とツアー3位(7月8日現在。以下同)。それが、好結果につながっていて、今大会でも「コースの距離は確かに長いけれども、だからこそ、(グリーンを外したときの)ショートゲームが勝負のカギを握る」と、再び上位争いに加わっていこうという前向きな姿勢を見せる。

 そして何より、「今年は特別な思いがある」と宮里は言う。

「今大会の出場は、(これまでと違って)予選会に出場して、そこで勝ち取った資格。それだけに、『がんばらないと』という気持ちが一層強い」

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る