【女子ゴルフ】今季ツアーの主役は、森田理香子ら「第2世代」 (3ページ目)

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 また、森田同様、岡本綾子プロの門下生である服部真夕も、周囲の評価が高い若手実力者だ。昨年の賞金女王である全美貞が、気になる若手選手として、森田とともに名前を挙げたのが、彼女だった。

 他にも、昨年の開幕戦でプロ初優勝を飾って一躍ヒロインとなった斉藤愛璃に、ツアー2勝目を狙う金田久美子や藤本麻子など、飛躍必至の「第2世代」は層が厚い。

「宮里選手や横峯選手たちの世代は、みんな身長が150cm台と小さかったけれども、森田選手(164cm)、木戸選手(172cm)、服部選手(166cm)をはじめ、いわゆる『第2世代』の選手たちは体格に恵まれていて、本当にスケールの大きなゴルフを見せてくれる。まだまだ伸びしろがあるし、これから"世界"というものを見据えるうえでも、彼女たちには大きな魅力を感じますね」(森口氏)

 今季3戦目のTポイントレディス。ツアー初優勝を飾ったのは、またも「第2世代」の一ノ瀬優希だった。加えて、森田(2位)、菊地絵理香(4位タイ)、若林舞衣子(9位)、藤本(10位タイ)と、「第2世代」の選手がベスト10に5人も名を連ねた。

 プロ4年目から7年目を迎える「第2世代」は、今まさに充実期を迎えている。苦しい時期を過ごし、悔しい経験を積み重ねてきた彼女たちが今季、女子ツアーに新たな歴史を刻んでも不思議はない。

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