【ゴルフ】韓国代表監督が教える、「手打ち」を防ぐアドレスの作り方 (2ページ目)

  • 慎 武宏●取材・構成 text by Shin Mukoeng
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

写真③/つま先はやや外側に開く。写真③/つま先はやや外側に開く。 その際、両足のつま先はやや外側に開きます(写真③)。イメージとしては、自然に立った状態のときに、つま先が外側に開いている感覚です。

写真④/左足のつま先が内側に閉じないよう注意。写真④/左足のつま先が内側に閉じないよう注意。 気をつけなければいけないのは、左足のつま先が内側に閉じてしまうこと(写真④)。体のターンの妨げになります。

 スタンスが決まったら、アドレスに入るわけですが、第一のポイントは、ボールとの距離です。

 先ほど指摘した「手打ち」になる要因のほとんどは、アドレスした際、ボールとの距離が近すぎたり、遠すぎたりする点にあります。

写真⑤/ボールの位置が近すぎると上体が棒立ちになって、スムーズなスイングができなくなる。写真⑤/ボールの位置が近すぎると上体が棒立ちになって、スムーズなスイングができなくなる。 ボールに近すぎると、上体が伸びて重心がかかとにかかりすぎてしまい、安定したスイングは実現できません。両腕の可動域が狭くなり、肩もスムーズに回転できないため、かなり窮屈なスイングになって、手だけで打ち急ぐ原因になります(写真⑤)。

写真⑥/ボールの位置が遠すぎると下半身が不安定になって、回転運動ができなくなる。写真⑥/ボールの位置が遠すぎると下半身が不安定になって、回転運動ができなくなる。 ボールが遠すぎてもいけません。今度は上体が前のめりになって、下半身の安定感を損ないます。そうなると、余計に体の回転運動が困難になり、一層「手打ち」を誘発してしまうでしょう(写真⑥)。

 だからこそ、アドレスではボールとの適切な距離を取ることが、何より重要なのです。

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