【FIFAワールドカップ】モロッコ&エジプトはともに戦力アップ 北アフリカの強豪を見逃すな
FIFAワールドカップ2026出場国紹介 モロッコ/エジプト
来年北中米で行なわれるFIFAワールドカップ2026の出場国をチェック。ここでは北アフリカの強豪、モロッコとエジプトを紹介する。
モロッコのアクラフ・ハキミ(左)とエジプトのモハメド・サラー(右) photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る
【前回大会ベスト4のモロッコ】
この記事に関連する写真を見る 前回のW杯カタール大会で、アフリカ勢初のベスト4進出という快挙を成し遂げ、一躍大会の主役の一国となったモロッコ。今大会のアフリカ予選も他を寄せつけない強さを見せつけ、3大会連続7度目の本大会出場権をアフリカ勢最速で手にした。
今大会もチームを率いるのは、カタール大会でベスト4へと導いたワリド・レグラギ監督。ハードワークをベースに予選はわずか2失点と、強固な守備は相変わらず。そのうえ、タレント豊富な前線が8試合で22得点と爆発。危なげなく8戦8勝と、全勝で予選を締め括った。
前回の躍進の立役者であるヤシン・ブヌ(アル・ヒラル)、アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)、ソフィアン・アムラバト(フェネルバフチェ)、ユセフ・エン・ネシリ(フェネルバフチェ)らは今大会も健在で、チームの中心となる。
そこにブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)、エリース・ベン・セギル(レバークーゼン)ら、前回大会にはいなかった新たなタレントが加わり、チームはよりブラッシュアップされた。より戦力を増したモロッコは、今大会でアフリカ勢初の決勝進出を成し遂げるか。
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著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。











