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久保建英、残留の可能性高まる パワーダウンのレアル・ソシエダを盛り返すことはできるか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 久保は再び孤軍奮闘を迫られるかもしれない。

 ひとつの変化として期待したいのは、セルヒオ・フランシスコ監督が4-2-3-1、4-3-3だけでなく、4-4-2の中盤ダイヤモンド型も視野に入れている点だろう。

 久保をトップ下で用い、オヤルサバル、オスカールソン(もしくはアルカイツ・マリエスクレーナ)を操るような起用法が確立できたら、新境地を見せられるかもしれない。それは1年目、シルバがやっていたポジションで、攻撃的なスタイルと言える。ジャパンツアーでは運用に失敗していたが、まだ久保をそのフォーメーションでは試していない。

 日本では、久保のビッグクラブ移籍を待望する声が今も聞こえる。ただ、8月まで数日となった今、確定的なオファーがない以上、ラ・レアルで腰を据えるべきだろう。6000万ユーロ(約100億円)という移籍金は安くはない。

 久保を中心にしたラ・レアルが新シーズン、どんな戦いを見せるか。ジャパンツアーで、新たな冒険がスタートした。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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