サミュエル・エトーを全盛期にプレミアリーグで見たかった バルサ黄金期とインテル絶頂期を支えた偉大なストライカー (4ページ目)
【プレミアリーグに早く行っていれば...】
それにしても、なぜエトーはインテルからロシアのアンジ・マハチカラに移籍したのだろうか。オーナーのスレイマン・ケリモフが財力を活かし、大型補強を図っていた時期とはいえ、何かと怪しい人物だった。
あの時、チェルシーでなくてもプレミアリーグのクラブを選択していれば......。
DFの存在を消去したかのようなスピード、信じられない角度から放たれるシュート、そして献身性など、ストライカーが求められる能力を装備したエトーなら、世界最高峰の舞台でも100パーセント通用した。
3年連続アフリカ最優秀選手、バルセロナとインテルで三冠など、数多くの栄光に浴したエトーは、2019年9月に引退した。息子のエティエンヌ・エトー(22歳)はラージョ・バジェカーノのBチームでプレーしている。今シーズンはすでに20ゴール以上を挙げ(スペイン5部リーグだが)、良血を受け継いだようだ。
いや、父の壁は分厚く、高い。なにしろ、あのサミュエル・エトーである。ちょっとやそっとじゃ超えられない偉大なアタッカーだ。
嗚呼、返すがえすも全盛期の彼をプレミアリーグで見たかった。
2025明治安田Jリーグ、セリエA、ラ・リーガ、リーグ・アンはDAZNで全試合ライブ配信!
「DMM×DAZNホーダイ」なら1,270円お得!
U-NEXTで2024-25シーズンのプレミアリーグ、ラ・リーガ、FAカップやコパ・デル・レイなど配信
下記リンクよりお得に「サッカーパック」を視聴!
>>> 「U-NEXT サッカーパック」をいますぐチェック <<<
著者プロフィール
粕谷秀樹 (かすや・ひでき)
1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年
、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、 海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム 、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出 版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン 社)など多数。
【図】エトーもメッシもアンリもいない現在のバルセロナの3トップは?
4 / 4