ブンデスリーガ開幕直前現地情報 堂安律、板倉滉、佐野海舟...日本人選手たちは今季活躍できる? (3ページ目)

  • 林遼平●取材・文 text by Hayashi Ryohei

【昨季以上に攻撃に専念できるか】

堂安律(フライブルク/MF)

 堂安律選手はほぼ100%ですが、ケガなどもあるかもしれないので95%。

 今季のフライブルクで昨季と大きく変わったところは監督です。ただ、ユリアン・シュスターという、もともとフライブルクでプレーしていた選手で、前任の(クリスティアン・シュトライヒ)監督の時もプレーしていた方なので、チームの流れを継続していこうとする招聘だと思います。

 そんななか、堂安選手はプレシーズンからしっかり先発出場を続けています。彼の評価に対しては、クレーメンス・ハルテンバッハスポーツダイレクターがこんなことを話していました。

「彼は自身のフットボールとしてのプロフィールを仕上げていくにあたって、コーチ陣とともにハードワークした。とくに相手のボールに対する守りだったり、後方に向けての責任感、デュエルでのボールを奪おうとする執念深さは大きく前進した」

 日本代表でもウイングバック(WB)をやったことがありましたが、昨季のフライブルクでもWBでプレーすることが多く、守備面での評価がすごく高まっています。

 今季は3バックの形を試した試合が少ないみたいなので、4-2-3-1の右サイドハーフを務める機会が増えそうですが、クラブからの評価が高いのもあって、今季も先発出場が基本になるのではと感じています。

 あとは安定したパフォーマンスができるからこそ、ここからもうひとつ突き抜けられるか。10ゴール以上を取るなど評価をさらに上げることができるか。チームのなかでさらに突き抜けた存在になれるか注目ですね。昨季のようにWBで守備もいっぱいやらなければいけない状況は減りそうなので、より攻撃に専念できるのではと楽しみにしています。

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