カタールW杯の優勝国を浮き彫りにする「4つのジンクス」。「バロンドールの呪い」やFIFAランキングなどから導き出された国は? (3ページ目)
◆バロンドールの呪い
W杯で最も有名なジンクスと言えば、直近のバロンドール受賞者がいるチームは優勝ができないという「バロンドールの呪い」だろう。今回は10月にフランス代表のカリム・ベンゼマがバロンドールを受賞。ジンクスどおりならば、前回覇者フランスの連覇はないということになる。
【W杯直近のバロンドール受賞者と同選手所属国のW杯成績】
1957年:アルフレッド・ディ・ステファノ/1958年W杯:スペイン=予選敗退
1961年:オマール・シボリ/1962年W杯:イタリア=グループリーグ敗退
1965年:エウゼビオ/1966年W杯:ポルトガル=3位
1969年:ジャンニ・リベラ/1970年W杯:イタリア=準優勝
1973年:ヨハン・クライフ/1974年W杯:オランダ=準優勝
1977年:アラン・シモンセン/1978年W杯:デンマーク=予選敗退
1981年:カール・ハインツ・ルンメニゲ/1982年W杯:西ドイツ=準優勝
1985年:ミシェル・プラティニ/1986年W杯:フランス=3位
1989年:マルコ・ファンバステン/1990年W杯:オランダ=ベスト16
1993年:ロベルト・バッジオ/1994年W杯:イタリア=準優勝
1997年:ロナウド/1998年W杯:ブラジル=準優勝
2001年:マイケル・オーウェン/2002年W杯:イングランド=ベスト8
2005年:ロナウジーニョ/2006年W杯:ブラジル=ベスト8
2009年:リオネル・メッシ/2010年W杯:アルゼンチン=ベスト8
2013年:クリスティアーノ・ロナウド/2014年W杯:ポルトガル=グループリーグ敗退
2017年:クリスティアーノ・ロナウド/2018年W杯:ポルトガル=ベスト16
こうして「優勝監督の法則」でベルギーが、「バロンドールの呪い」でフランスが消え、最後に残ったのはスペイン。今回もW杯におけるジンクスが覆されることがなければ、スペインが2010年大会以来2度目の優勝を遂げることになりそうだ。
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