南野拓実のモナコ移籍は都落ちではない。市場価値は2年半で倍増、攻撃の要・トップ下での起用が濃厚 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

南野はいつモナコに合流?

「私には、彼(南野)の起用についてアイデアがある。それは彼にとってのアドバンテージだ。彼は多く異なる役割と複数のポジションで効果的にプレーできる。前線にそのような選手がいることは、攻撃面で何かを生み出せるうえ、スムースなシステム変更を可能にしてくれるという点で、興味深い」

 クラブ・ブルージュ時代は4−3−3を基本布陣し、オプションとして3バックも採用していたクレメント監督は、南野の加入についてそう語ったが、果たしてそのアイデアとはいかなるものなのか。

 今季もCL予選3回戦から出場するモナコは、すでに地元で開幕前の合宿をスタートさせており、プレシーズマッチもこなしている。現在日本でバカンス中の南野は、チームがポルトガルにキャンプ地を移した頃に合流予定だ。

 少し出遅れている部分を含め、独特なリーグ・アンの水に慣れるまでには時間を要するかもしれないが、総合的には期待できそうな移籍と言えそうだ。

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