三笘薫が語る激動の今シーズン。日本とベルギーの違い、快進撃からの優勝争い、カタールW杯に向けた準備 (3ページ目)

  • 了戒美子●取材・文 text by Ryokai Yoshiko
  • 渡辺航滋●撮影 photo by Watanabe Koji

---- 代表では先発が目標ですか? そのためには守備も重要となります。

「守備に関しては、代表よりもこっち(ベルギー)でのほうが求められているところはあります。ウイングバックなので。代表だと、ウイングでどれだけ仕掛けられるかだったり、前からのプレスが必要ですけど、こっちは(守備で)ゴール前が多いので判断のところは全然違います。そこは試合のなかで変えていくのが必要かなと思います」

 来季はブライトンへ戻ってプレーすると報じられているが、それについて三笘は「発表待ちです」と断言しなかった。ただ、サン=ジロワーズに残ったとしてもヨーロッパリーグ出場権は手にしているので、今季とまったく違うシーズンになるだろう。

 一方で、ベルギーリーグよりもさらに難しく、より強い相手と対戦できるリーグはプレミア以外にもある。活躍したチームで2シーズン目を過ごすより、さらなるステップアップを求めるのは自然なことだ。三笘にとって今季は、ヨーロッパでのさまざまな可能性を感じさせる上々のデビューシーズンだった。

一世風靡した三笘薫の「ぬるぬるドリブル」

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