2022.01.04

欧州サッカートップ10クラブの最新フォーメーション。シーズン後半に躍進するクラブをチェック

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

欧州サッカーの2021-22シーズンは、年をまたいで中間地点を越えた。世界中から注目を集めるビッグクラブの今季の調子はどうだろうか。ここでは、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)が発表している現時点でのクラブランキングで、上位10チームの戦いぶりと最新のフォーメーションを紹介する。

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この記事に関連する写真を見る 1位:バイエルン(ドイツ)

【4-2-3-1】
FW:レバンドフスキ(シュポ=モティング)
MF:サネ(コマン)、ミュラー(ティルマン)、ニャブリ(ムシアラ)
MF:ゴレツカ(ロカ)、キミッヒ(トリソ)
DF:デイビス(リチャーズ)、リュカ・エルナンデス(ジューレ)、ウパメカノ(ニャンズ)、パバール(スタニシッチ)
GK:ノイアー(ウルライヒ)

 ユリアン・ナーゲルスマン新監督の下、ブンデスリーガで後続に勝ち点9差の首位に立ち、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージを全勝で通過。どちらの大会でも凄まじい得点力を見せており、前者で1試合平均約3.3点、後者でも同3.7点を記録している。

 その立役者は、リーグ戦で19ゴール、CLで9得点を挙げているロベルト・レバンドフスキにほかならない。ただしチームとしては守備に一抹の不安も。リーグ戦の2敗ではともに複数得点を許し、DFB杯2回戦ではボルシアMGにまさかの0-5の大敗を喫している。ドイツの絶対王者にも死角はあるか。

この記事に関連する写真を見る 2位:マンチェスター・シティ(イングランド)

【4-1-2-3】
FW:フォーデン(グリーリッシュ)、ジェズス、マフレズ(スターリング)
MF:ギュンドアン(パーマー)、ベルナルド・シウバ(デ・ブライネ)
MF:ロドリ(フェルナンジーニョ)
DF:カンセロ(ジンチェンコ)、ラポルト(アケー)、ルベン・ディアス(ストーンズ)、  ウォーカー
GK:エデルソン(ステフェン)

 リーグ開幕戦の黒星(トッテナムに0-1)はジョセップ・グアルディオラ監督にとって、指導者デビューした2008-09シーズン以来のもの。だがそれが尾を引くことはなく、ポゼッションとハイプレスのモダン戦術を徹底し、国内外で圧巻のパフォーマンスを続けている。

 1試合4得点以上を奪った試合は、CLで3回、首位に立つプレミアリーグで6回。ハリー・ケイン(トッテナム)を獲得できなかった影響を感じさせず、前線の中央にはあらゆるアタッカーが配され(マフレズまでも!)、偽CFとして機能している。出遅れたケビン・デ・ブライネの影は薄いが、ベルナルド・シウバがその穴を埋め、レフトバックのジョアン・カンセロもピッチの中央で絶大な存在感を放つ。ここまでリーグ戦で唯一ひと桁失点を維持している守備陣も磐石だ。