ネイマールが大炎上。カーニバルで大はしゃぎして糾弾の嵐

  • 沢田啓明●文 text by Sawada Hiroaki photo by AFP/AFLO

 1月23日、パリ・サンジェルマンのフランス杯ストラスブール戦で右足の第五中足骨を折り、全治約10週間と診断されたブラジル代表のエース、ネイマール。故障から約1カ月後の2月21日、母国へ一時帰国した。

 昨年2月末にもほぼ同じ箇所を骨折し、このときは手術を選択した。しかし、リハビリに予想以上の時間がかかり、W杯ロシア大会にベストコンディションで臨むことができず、期待を裏切ることになった。

 今回の故障に関しては、クラブと本人が手術をしないことを選択。フランス国内での治療とリハビリを経て、本人の希望で10日余り母国に滞在することになった。ただしその間も、治療とリハビリを継続するため、クラブの医療スタッフが同行した。27日には松葉杖を手放すことになり、ネイマールは自身のインスタグラムで「バイバイ。これでお前とはおさらばだ」とはしゃいだ。

 折しも、ブラジルはカーニバルの季節。3月1日から5日まで、交通機関を除くほぼすべての機能が停止した。

ブラジルに一時帰国し、リオのカーニバルではしゃぐネイマールブラジルに一時帰国し、リオのカーニバルではしゃぐネイマール ネイマールは"ブラジル音楽の首都"と呼ばれる北部サルバドールで、1日深夜から2日明け方にかけて、カーニバルをスタンドから見物。見ているだけでは飽き足らず、音楽に合わせて激しく身体をくねらせて踊った。その傍らには、19歳の金髪の女性歌手の姿が。さらに、4日深夜から5日未明にかけて、今度はリオデジャネイロのカーニバルを見物。人気歌手アニータさんとキスをかわして大きな話題となった。

 このようなネイマールを、専門家は「長時間立っているだけでも足に負担がかかる。あれほど身体を使って踊るなど、もってのほか」と断罪。ブラジル国内の各メディアも「プロ意識がまったく欠如している」と糾弾した。

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