2018.08.22

香川真司は構想外? 気になる
ドルトムント新監督のコンセプト

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

 欧州の主要リーグがすでに始まっているなかで、ブンデスリーガ1部は今週末に開幕する。

 リーグ戦開幕を前に行なわれたドイツ杯1回戦では、長谷部誠の所属する昨季のドイツ杯王者フランクフルトが、4部のチームに敗れて敗退するアクシデントがあった。昨季はドイツ杯1回戦で敗れたハンブルガーSVが、リーグ戦でも浮上のきっかけをつかめず、そのまま2部に降格している。不吉な滑り出しといえよう。

 ドルトムント、ハノーファー、ブレーメン、デュッセルドルフ、ニュルンベルクと、他の日本人選手が所属するクラブは、順当に勝利を収めている。浅野拓磨(ハノーファー)、大迫勇也(ブレーメン)は、それぞれ新天地でゴールを決め、好調ぶりをアピールしている。

 気になるのは香川真司だ。

ドルトムントでトレーニング中の香川真司とマルコ・ロイス 一時はフェネルバフチェ(トルコ)への移籍が噂されたが、その話は消滅したといわれている。残留説も根強くあるなかで、ドイツ杯1回戦フュルト戦ではメンバーに招集されず、ドルトムントに残った。地元紙ルールナッハリヒテンには、招集されなかった選手について、ケガなどの理由が書かれていたが、香川とヌリ・シャヒン、ダン・アクセル・ザガドゥに関しては、ただ「遠征の飛行機に乗らなかった」とだけ記されていた。

 今季は、W杯への出場などにより、選手によってチームに合流するタイミングにズレがあった。とはいえ、W杯で準決勝に進出したベルギー代表アクセル・ヴィツェルは、新加入ながらこの日は74分から出場。1点を追う90分に得点を挙げ、延長戦に持ち込む大仕事を果たしている。合流時期が遅かったから、香川のコンディションが整っていないという見方をするのは難しい。