2018.06.13

イベリア半島対決の勝者は必ず決勝へ。
ロシアW杯の驚くべきジンクス

  • 宝田雅樹/National Football Teams-Results●文&データ
  • text&data by Takarada Masaki/National Football Teams-Results

ロシアW杯の豆知識(1)

 ロシアW杯がいよいよ開幕する。4年に一度の”サッカーの祭典”というだけあって、今大会も見どころ満載だ。

 そんな白熱の試合をより楽しむために、グループごとの、ちょっとした豆知識やデータ、シングスなどを紹介したい。まず今回は、グループA~Dの注目ポイントをお届けしよう。

◆グループA:開催国の強さは「鉄板」

 注目の開幕戦。今回のカードは、開催国のロシアとサウジアラビアが激突する。アジア勢がW杯の開幕戦に登場するのは、史上初めてのことだ。

 だが、そのサウジアラビアが勝つ確率はゼロに等しい。というのも、過去20回開催されてきたW杯において、開催国が初戦で敗れたことは皆無だからだ。

【W杯開催国の初戦の結果】
1930年=ウルグアイ1○0ペルー
1934年=イタリア7○1アメリカ
1938年=フランス3○1ベルギー
1950年=ブラジル4○0メキシコ
1954年=スイス2○1イタリア
1958年=スウェーデン3○0メキシコ
1962年=チリ3○1スイス
1966年=イングランド0△0ウルグアイ
1970年=メキシコ0△0ソ連
1974年=西ドイツ1○0チリ
1978年=アルゼンチン2○1ハンガリー
1982年=スペイン1△1ホンジュラス
1986年=メキシコ2○1ベルギー
1990年=イタリア1○0オーストリア
1994年=アメリカ1△1スイス
1998年=フランス3○0南アフリカ
2002年=日本2△2ベルギー
2002年=韓国2○0ポーランド
2006年=ドイツ4○2コスタリカ
2010年=南アフリカ1△1メキシコ
2014年=ブラジル3○1クロアチア
※左が開催国

 また、ロシアはソ連時代を含めて、W杯、ユーロ、コンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ杯)などの国際大会において開幕戦を5度経験しているが、3勝2分けと負けなし。いずれも無失点で抑えている。やはり、サウジアラビアの勝機は見えない。

【ロシアの国際大会における開幕戦の結果】
1960年=3○0チェコスロバキア(ユーロ/フランス)
1968年=0△0イタリア(ユーロ/イタリア)
1970年=0△0メキシコ(W杯/メキシコ)
1972年=1○0ハンガリー(ユーロ/ベルギー)
2017年=2○0ニュージーランド(コンフェデ杯/ロシア)
※ソ連時代を含む。( )内は大会名と開催国(以下同)。1960年、1972年は複数の開幕戦が同時に開催。1960年は最も早く始まった試合から30分遅れでキックオフ。1968年の試合は引き分けも、抽選の結果、ソ連はそこで敗退している。

 なお、グループAには偉大な記録達成なるか、注目されている選手がいる。エジプトの守護神エサム・エル・ハダリだ。現在45歳の彼が今大会で試合出場を果たせば、前回大会でコロンビアのGKファリド・モンドラゴンがマークした43歳というW杯出場最年長記録を大幅に更新することになる。