2017.12.12

柴崎岳にはヘタフェがよく似合う。
テクニシャンの復活にファン大歓声

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 12月9日のラ・リーガ・サンタンデール(リーガエスパニョーラ1部)第15節。マドリード郊外にあるヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスで行なわれたエイバル戦で、84日ぶりに柴崎岳がピッチに戻ってきた。

試合前のセレモニーに登場した(右から)柴崎岳、ハビエル・フェルナンデス、乾貴士 柴崎が負傷したのは、9月16日に行なわれたホームでのバルセロナ戦のこと。その試合の前半39分、強烈な左足ボレーで自身初となるラ・リーガ初ゴールをバルサ相手に叩き込みながら、後半54分、突然ピッチに座り込むと、そのままアルバロ・ヒメネスと交代してベンチに下がることとなってしまった。

 結局、柴崎がピッチを去ってから8分後にルイス・スアレスに同点ゴールを許したヘタフェは、試合終盤の84分にパウリーニョに決勝点を決められ逆転負け。ヘタフェ・サポーターにとっては、日本人プレーメイカーと大金星を一気に失うというショッキングな記憶が刻まれることになった。

 第五中足骨の亀裂骨折。通称ジョーンズ骨折ともいわれるケガが、柴崎がベンチに下がることを強いられた原因だった。これはサッカー選手によく見られる疲労骨折の一種で、10月2日に無事手術を終えた柴崎はリハビリのために一時帰国。11月9日からヘタフェでの練習を再開し、約1カ月を経て復帰準備を整えてきた。