落ち込む仲間を励ます岡崎慎司は、
どん底レスターの救世主になれるか (2ページ目)
チームとして一体感がなく、「溝にハマっている。どこで勝ち点を奪えるのか見当がつかない」と、地元紙『レスター・マーキュリー』が伝えるほどの惨状で、完勝したスウォンジーのスタンドからは「イングランド・チャンピオン? 冗談でしょ?」のチャントも聞こえてきた。
そして、苦しい状況に置かれているのは、ベンチスタートの岡崎慎司も一緒だ。断続的にアップを行なったが、公式戦2試合連続で出番を与えられなかった。
試合終了のホイッスルが鳴ると、出番のなかった選手のなかで唯一、ピッチに入っていき、自軍の選手ひとりひとりに声をかけていった。座り込む20歳の若いグレイには、肩を抱いて激励。敵地スウォンジーまで応援に駆けつけたサポーターに挨拶を済ませると、ひとり下を向きながら選手通路口へ消えていった。何とかして、チームの力になりたい......。そんな強い気持ちが伝わってきた。
取材エリアに姿を見せると、次のように試合を振り返った。
「前線に(ドリブルで)持っていける選手を並べて、1点を獲って守り切る狙いだったと思います。それなのに、相手に先制されたのが痛かった。
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