「本田圭佑の体調はとてもいい」と兄。だがダービーではスソが2ゴール (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 そして最後に、インテルを一突きするような言葉も忘れなかった。

「スクデットを勝ち取るために作られたインテルが、2-2で引き分けたというのに、まるで勝利したかのように喜んでいるのを見るのは悪い気分ではなかったね」

 この試合でミランが勝利できなかった原因は、主にオフェンスにあると思う。CFのカルロス・バッカはこれで9試合連続して得点から遠ざかっている。そんな彼の代わりにゴールを決めているのがスソ。この試合でも2ゴールをミランにもたらした。1ゴール目はインテルGKサミール・ハンダノビッチの右をつく正確なシュート。2ゴール目は1人でインテル陣内に切り込んでのシュートだった。

 こうしてスソの才能はまたも周知されることとなった。彼は今シーズンのここまで、最も活躍している選手で、こうなったら彼を外すことなど考えられない。そして残念ながら、それは本田圭佑の出番がますます少なくなることを意味している。

 本田が代表戦でイタリアを離れている間も、この冬のメルカートで移籍する選手として、イタリアのマスコミは本田の名前を挙げていた。また同じ頃、中国の上海上港からのオファーが本田に来ているという噂も流れた。それに対して彼の代理人でもある兄の本田弘幸氏はこう反論している。

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