また新ヒーロー誕生のミラン。
出られぬ本田圭佑にくすぶる1月移籍説 (3ページ目)
しかしミランはビッグチームらしい反撃を見せた。同点とされた数分後には、またリードを取り戻す。それを実現させたのがジャンルーカ・ラパドゥーラのゴールだった。彼は昨シーズン、ペスカラでセリエBの得点王となったが、セリエAではこれが初ゴールである。
勝利に沸くスタンドのミラニスタの姿は、そのまま今のミランを象徴している。一度逆境に陥ると空中分解してしまったこれまでと違って、今のミランの選手たちは、同点に追いつかれたり、逆転されても、どのように反撃したらいいかを知っている。モンテッラも試合後、その点をことさら高く評価していた。
「今日の試合で、私は特に同点に追いつかれてからのチームのリアクションが気に入った。選手たちは、勝つにはより多くの力を出さなければいけないことを理解していた。実際、その後ミランは4回のゴールチャンスを作り出し、そして幸運にもラパドゥーラのゴールが決まった」
代表戦のブレイクをはさんで15日後にはインテルとのダービーが待ち構えている。現在のインテルは順位も9位と低迷、フランク・デ・ブール監督が更迭されたあとの後任も決まっていない状態だ。誰もがミランが有利と見ている。
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