岡崎慎司も不発。レスターを研究し尽くした
リバプールの戦略勝ち (3ページ目)
なかでも抜群の存在感を示しているのが、サウサンプトンから移籍してきたFWマネ。驚異的なスピードと、しなやかな身のこなしで前線に深みを与え、英紙『デーリー・テレグラフ』は2014年まで在籍したルイス・スアレス(現バルセロナ)と比較して、その補強効果を伝えているほどである。
戦力値ではマンチェスター勢やチェルシーに比べると劣り、来季チャンピオンズリーグ出場権が手に入るプレミアリーグ4位以内が現実的な目標になるだろう。しかし、地に足をつけてゆっくりと前身しているのは明らかで、サポーターもクロップ体制への期待感を膨らませている。
見通しは明るい――。そう断言していいだろう。
一方、岡崎にとっては不本意な試合になった。3試合連続で先発出場を果たすも、1−2で折り返したハーフタイムにFWアーメド・ムサと交代を命じられた。38分にはゴール前でDFルーカス・レイヴァにプレスをかけてパスミスを誘発し、バーディーのゴールを呼び込んだ。試合開始すぐの3分にはミドルシュートを打つなど積極性も示したが、試合の流れを変えたいラニエリ監督は、最初の交代カードとして岡崎を選んだ。日本代表FWは語る。
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