ミラン開幕戦勝利。
本田圭佑は「出番なし」でも焦りなし
オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(1)
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この日曜日、セリエAの2016~2017シーズンがついに始まった。だが、試合の話をする前にまず、この夏ミランで起きたなかなか大変な出来事を、ざっとおさらいしておきたいと思う。開幕戦でハットトリックを決めたバッカ(左)と本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 6月までミランを率いていたクリスティアン・ブロッキ監督はチームを去り(現在はセリエBのブレシアの監督を務める)、今、ミランのベンチには、ヴィンチェンツォ・モンテッラが座っている。選手時代にはローマで中田英寿と共にプレーしたこともあり、監督となってからは、主にフィオレンティーナの、そして昨シーズン半ばからサンプドリアを率いていた監督だ。
モンテッラは子どもの頃からのミラニスタで、彼の憧れの選手がマルコ・ファンバステンだったことは有名な話である。彼のミランとの契約は2年。実はベルルスコーニ会長は、モンテッラがまだ現役の頃、何度もミランに連れてこようと試みていた。今、やっとその夢が叶ったというところだろうか。
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