リバプール?マンC? プレミア優勝争い、両監督の胸中は
2013-14年シーズンのプレミアリーグ優勝クラブは最終節に決まる。
■第37節終了時点の順位
1位 マンチェスター・シティ 勝ち点83 得失点差 +63
2位 リバプール 勝ち点81 得失点差 +50
3位 チェルシー 勝ち点79 得失点差 +43
※チェルシーはマンCとの勝ち点差が4となり優勝争いから脱落
2位リバプールと勝ち点2差で首位に立つマンチェスター・シティはホームで行なわれる最終節のウエストハム(12位)との試合で引き分け以上の結果を残せば、2シーズンぶりの優勝が決まる。マンCが 得失点差でリバプールを13点上回っているため、マンCが引き分けて、リバプールが勝利して勝ち点が並んでも、得失点差での優位は揺るぎない。
リバプールのロジャース監督(左)とマンCのペジェグリーニ監督(右) 一方、ホームでニューカッスル(9位)を迎え撃つ2位のリバプールは、勝利したうえでマンCが負けた場合のみ、逆転優勝を手にする。リバプールが優勝すれば、89-90シーズン以来のリーグタイトル獲得となる。
今季の優勝争いは4月27日に行なわれた第36節での大一番、リバプール対チェルシー戦を境に大きく変わった。それまで破竹の11連勝と、優勝争いで主導権を握っていたリバプールが0-2で敗戦。次節のクリスタルパレス戦でも3点リードから追いつかれて失速した。対するマンCは4連勝と波に乗った状態で首位に立ち、最終節に臨む。
マンCは第37節に4-0でアストンビラに快勝。この試合で、09-10シーズンの覇者チェルシーに続いてリーグ史上2チーム目となるシーズン100ゴール越えを達成した。
また、この日ゴールを決めたマンCのMFヤヤ・トゥーレは、今季リーグ戦で通算20得点。09-10シーズンに22得点をあげたチェルシーのフランク・ランパードに次ぐ、史上2人目の20ゴール越えMFとなった。ヤヤ・トゥーレは、最終節に向けてこう語っている。
「僕らは絶対に優勝するつもりでいる。今季僕らは全力を尽くしてきた。もし優勝できないなら心底ガッカリするだろう。最後まで仕事を全うする必要がある。
2012年の最終節、QPR戦では信じられない事が起こった。僕らは負けかけていたけど、アグエロが終了間際に僕らを救ってくれた。ああいう試合は二度としたくないね。今季の目標はタイトルを勝ち取ること。僕らにとってリーグカップだけでは十分ではないし、プレミアリーグ制覇が目標だ」
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