2013.07.10

メキシコ人記者が語る「突然、失速した日本の不思議」

  • ブルームロゼン・ダニエル●文 text by Blumrosen Daniel
  • 栗原正夫●翻訳 translation by Kurihara Masao

コンフェデ対戦国記者が見た日本の課題(3)

 3連敗で終わった日本のコンフェデ杯。その戦いぶりは、対戦国の記者の目にどう映ったのか。メキシコ『エル・ユニバーサル』紙記者は、香川と本田への依存度の高さを指摘した。

メキシコ戦、日本の攻撃陣で奮闘が目立った岡崎慎司 photo by Fujita Masato イタリア戦の戦いぶりがよかっただけに、対戦前は日本のことをかなり警戒していたが、メキシコ戦の日本の出来には正直、失望させられた。日本は序盤こそよく動き、スピードもあり、攻撃的にきて、メキシコを苦しめたものの、なぜだか時間の経過とともに失速してしまい、当然の結果として敗れることになった。

 メキシコと日本の違いでいえば、まず流れが悪い時間帯に相手選手にブレーキをかける有能な選手がいたかどうかということが挙げられる。

 メキシコは前半、悪いなりにもCBやボランチを中心に守り、最終的には香川真司や本田圭佑を抑えることができた。だが日本は後半、最も注意すべきチチャリート(ハビエル・エルナデス)を自由にし過ぎた。また、サイドの守備も甘く、後半は左のグアルダード、右のジョバンニ(ドス・サントス)への注意を欠いていた。