【ドイツ】シャルケに再び監督交代論。内田篤人「バイエルンとは違う」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 この日はゲーム内容でもバイエルンに完敗。ケラー監督もお手上げの様子だった。

「バイエルンは勝利に値する。我々はゴール前を固めて戦ったが、18分でPKを献上してしまった。ミュンヘンで勝つことはとても難しい。試合には主力9選手を欠いて、経験の少ない若手を起用することになったのも難しさの理由である。チームには勇気が欠けているように見え、バイエルン相手にプレイするには問題があった」

 主力を欠いたことは事実だ。それに代わる選手も活躍はできず、なす術なく敗れた印象だ。

「シーズンは長いから、主力が怪我をして、いない時期っていうのはある。バイエルンのベンチを見ると良い選手がたくさんいる。選手層の差は感じたかな」(内田)

 本来であればそんな時こそ、監督の手腕が問われるところだろう。だがバイエルン戦では何も見せることができず、逆に主力選手たちの存在感を感じさせただけだった。これでは監督交代論が噴出するのも無理はない。

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