【イングランド】後任は? ファーガソン監督が自分の銅像の前で引退を示唆

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 マンチェスター・ユナイテッドは11月23日に本拠地オールド・トラッフォードでファーガソン監督の銅像の建立式を行ない、歴代の名選手たちが集結。OBのベッカムやロナウド、往年の宿敵アーセナルのベンゲル監督からもお祝いのビデオレターが送られた。

 高さ約2.8mの銅像は、昨年の就任25周年を記念して同監督の名に改められた北側スタンドに設置され、「(銅像は)死後や引退後に建てられるものだが、傑作だ」と監督本人も出来ばえに目を細めた。また、銅像の除幕は妻のキャシーさんが務め、「私を手の平で転がせるのは妻だけ」と恐妻家として有名なファーガソン監督らしい発言も。

 大晦日に71歳の誕生日を迎える名将は「時が来れば引退を決める。いつかは分からないが、27年目かもしれない」と、今季限りで引退する可能性も示唆。後任候補にはグアルディオラ氏(前バルセロナ監督)が急浮上しており、サン紙は「ふたりは9月にニューヨークで後継について密談」と報じ、メール紙は「グアルディオラの休暇理由はファーガソンの引退待ち」としている。

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る