【ドイツ】宇佐美貴史と細貝萌。苦境の中でもブンデス2季目の力強さ (2ページ目)
「どんどんボールを触っていけば、何かしら絶対にできる自信はあります。今日は真ん中で入れられて、手応えとしてはすごく良かった。左で出ると、張っているのがこのチームのスタイルなので、中に入ってくるのはあまり良く思われてないという感じ。ああいう感じで真ん中で受けて、右にも左にも仕掛けて行くというのは良かったかな」
とはいえ、得点を挙げる事ができたわけではない。
「出場した8分間でもやれればよかったんだけど......。出場時間を増やすために、今やっていることをやり続けるだけです」
1年前、バイエルンではほぼ見放されて腐った状態だった宇佐美とはまったく違う表情だった。
一方の細貝萌は、負傷をおしての出場だった。前節はシャルケにホームで勝利。相手右サイドで強力な攻撃の起点でもあるファルファンを見事に封じ、キッカー誌ではベストイレブンに輝いた。だが、その直後の練習で左足首を痛め、この1週間ほとんどボールを触っていなかったと言う。ミッドウィークのヨーロッパリーグ、メタリスト(ウクライナ)戦も、突破が決まっているからの温存というより、「プレイできる状態ではなかったから」メンバー外になったと本人は説明した。
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