マンU同僚が香川に賛辞。「同じ波長で意思疎通ができる」

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 マンチェスター・ユナイテッドのMFトム・クレバリーが、同僚である香川真司に賛辞を送った。※クレバリーは香川と同年齢

「シンジとのプレイは楽しい。ボールタッチの少ないプレイの時は、同じ波長で意思疎通ができている。彼はチームに馴染んでいるし、ボールを受けてチャンスを作り出してくれる。ボールを預けたら必ずボールを返してくれるし、ボールを預けた時にどのようなことをしてくれるのかが分かる。一緒にプレイをするのは、とてもやりやすい」

 チームメートからの信頼を徐々に得ている香川は、6日のリーグ第7節、敵地でのニューカッスル戦で先発したものの、トップ下ではなく右MFで起用され、見せ場をつくれずに交代。

 香川は試合後、「出る予定だった選手が風邪をひき、昨日急に(スタメンと)言われた」と明かしたが、クラブ関係者によると、この出場予定だった選手は、潰瘍性大腸炎から復帰を果たしたばかりのMFダレン・フレッチャーだったとのこと。

 急な出場で思うようなプレイができなかった香川。しかしチームはニューカッスルに3-0と快勝し、開幕から前節まで9失点していた守備も安定。FWルーニーも「今日は守備を意識した。無失点で勝てたのは大きい」と手応えを感じていた。ルーニーに定位置のトップ下を奪われた香川は、日本代表がフランス、ブラジルと戦う親善試合で、存在をアピールできるか。

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