【Jリーグ】福田正博が挙げる、サッカー日本代表入り期待の選手たち「新たな顔ぶれが躍動している」 (2ページ目)
【横浜F・マリノスで注目のふたり】
もうひとりの新たな選手、それは三井寺眞(横浜F・マリノス)だ。10代の選手がJリーグでプレーすることはさほど珍しくないが、それでも16歳が開幕戦でスタメン出場しゴールを決めた。しかも、相手は2025シーズン王者の鹿島アントラーズで、さらに言えば地上波で試合中継されていたなかでの大活躍。ここまで揃うと、そういう星のもとに生まれたと言いたくなるようなめぐり合わせだ。
その後の試合でも落ち着いたプレーを見せている。16歳で、フィジカル的にはまだ成長の余地があるなかJ1の舞台で通用しているのは、技術の高さはもちろんだが判断と予測がしっかりできているからだ。相手がどう当たってくるかを含め、自分の身を守りながらプレーができる。まるでプロとして何年もやってきたかのような振る舞いをしている。
三井寺は左サイドで起用されているが、左利きのため右サイドに置いてもおもしろいだろう。ただ、横浜FMの右サイドは近藤友喜が活躍しているため機会は限られるだろうが、サイドから中央にカットインしての左足でのシュートというシーンを見せてくれるのを期待している。彼も数年後には海外移籍をする可能性が高い能力を持つ選手だけに、いまの年齢でのプレーをしっかりと目に焼きつけておきたいと思う。
その横浜FMは2025シーズンは降格圏で喘いだが、今季はスティーブ・コリカ新監督のもとでしっかりしたスタートを切った。その中心はトップ下の天野純で、その後方で守備的MFの松村晃助と知念慶が支えている。そのなかで私が注目しているのがワントップの谷村海那だ。
2025年夏にいわきFCから横浜FMに加入し、今シーズンは6試合ですでに5得点。決定力もさることながら、前線でボールを収めることができるため、トップ下の天野が右MFの近藤、左MFの三井寺を使ってゲームを組み立てられている。
谷村は1998年3月生まれで、1998年8月生まれの上田綺世(リール)と生まれ年は同じだが、学年では1997年8月生まれの小川航基と同学年にあたる。次のW杯では32歳前後。ただ、サッカーは年齢でやるものではないので、まだまだ成長する可能性を秘めている。決して若手ではないものの、いまの谷村は日本代表でも見たいと思わせてくれる。
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