高校サッカー人気絶頂時代のヒーローたちの現在。「今となっては全部、いい思い出」 (3ページ目)
「やっぱりサッカーは楽しい」
俳優になったのはたまたま従妹がテレビ業界にいたのがきっかけです。オーディションがあるからと誘われて行ったら受かちゃった。それがトヨタのカローラの小沢健二さんの歌が流れていたCMで、その流れで事務所も決まって、21歳から26歳くらいまで俳優をやっていました」
山田「それで『(秘密戦隊)ゴレンジャー』に出たの?(笑)」
江原「ゴレンジャーじゃなくて、『電磁戦隊メガレンジャー』(97年テレビ朝日系。メガブラックの遠藤耕一郎役)ですね(笑)。ほかにも、薬品のCMや舞台や映画に出たり。その後はいくつか仕事をして、08年にアヴェントゥーラ川口(関東社会人リーグ2部)の立ち上げに関わって、いまはジュニアユースチームの監督をやっています」
――森崎さんもいまは千葉県内でサッカースクールとジュニアユースのチームを持っているんですよね。
森崎「15年に独立してスクールとジュニアユースチームでサッカーを教えながら、自分もシニアチームでボールを蹴っています。プロになって、一度はサッカーがつまらないと感じた時期もありましたけど、やっぱりサッカーは楽しいなって、この歳になってあらためて思いました。だから、いまはできるところまでプレーしたくて。現役時代にやりきった人は、こんな気持ちにならないんでしょうけど、僕はまったくやりきってなかったので。スクールは100人くらい生徒がいますが、指導者がうるさく『蹴れ、走れ』と言っても、楽しくないだろうし、僕はあまり言わないようにしています」
――山田さんもいまはサッカーの指導を中心に活動されているんですよね。
山田「オレはラモス(瑠偉)さんや木村和司さんのスクールを手伝ったり。森崎くんのスクールにも隔週で行っています」
平澤「ユーチューブで『TAKAちゃんTV』見たよ」
山田「あれは、いろいろあってもうやめました(笑)」
平澤「でも、教えるのは難しいでしょ」
森崎「よく『シュートを教えてください!』と言われても、教えられません」
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