2022.06.20

ジェフ千葉はJ2降格後「オリジナル10」で唯一J1昇格を果たせておらず。今季こそ汚名返上か

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images

 Jリーグは今季、1993年のスタートから数えて30回目のシーズンを迎えた。

 その間にはさまざまなクラブの栄枯盛衰があり、そのつど、勢力図が書き換えられてきた。30年もの間、コンスタントにチーム力を保ち続けることは、それだけ難しいということだろう。

 1993年のJリーグ誕生時に名を連ねていた10クラブ、いわゆる"オリジナル10"のなかには、現在はJ2に降格してしまったクラブもある。

 そのひとつが、ジェフユナイテッド千葉だ。

 日本リーグ時代の名門チームである古河電工を前身とする千葉は、しかし、Jリーグ誕生後は苦しい戦いが続いた。

 先頃亡くなったイビツァ・オシム監督が率いた時代には、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)を2005年、2006年に連覇したほか、J1でも優勝争いに加わるなど、"名門復活"を印象づけたこともあったが、その後は再び低迷。2010年に戦いの舞台をJ2へと下げて以降、一度もJ1に戻れないまま現在に至っている。

 今季でJ2在籍は13シーズン目。現在J2を戦うオリジナル10は、他にも東京ヴェルディがあるが、J2降格後に一度もJ1復帰を果たせていないのは、千葉だけである。

 最近では、J1昇格どころか、J2でクラブ史上最低順位を更新することも珍しくなかった。

今季、悲願のJ1復帰が期待されるジェフユナイテッド千葉今季、悲願のJ1復帰が期待されるジェフユナイテッド千葉 この記事に関連する写真を見る  だが、そんな苦境に明るい兆しが見えたのは、昨季のことだ。

 シーズン序盤は苦しい戦いが続いたが、最後は13戦無敗(8勝5分け)で締めくくるなど、終盤戦で快進撃を見せ、8位でフィニッシュ。久しぶりのひと桁順位は、復活の狼煙を予感させた。

 尹晶煥監督3年目の今季も、ここまで8位につけており、3季ぶりに復活するJ1参入プレーオフ進出(3~6位)はもちろん、自動昇格(1、2位)も狙える位置につけている(第22節終了時点。以下同じ)。