高校サッカー選手権で見逃せないMF&FW11人。「精密機械」や「ここ10~15年ぐらいで1、2位の才能」などに期待大 (2ページ目)

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攻守に賢いプレーでチームを支える、青森山田の宇野禅斗 photo by Morita Masayoshi攻守に賢いプレーでチームを支える、青森山田の宇野禅斗 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る宇野禅斗
うの・ぜんと(MF/3年/青森山田・青森県/176cm、72kg)

「宇野選手もかわいいんですよね。プレースタイルやピッチ上の表情からは想像できないけど、すごくおしゃべり(笑)。ボランチの極意を聞くインタビューをした際に、戦術ボードもかなり巧みに使いこなしていて賢さを感じたし、サッカーについて本当によく考えていると思いました。ゴールが入った時も、喜びの輪に加わらずに近くの仲間を捕まえて修正点を伝えたりしているんですよね。それがすごい。やっぱり、このチームを下支えしている選手だなと思います」(土屋氏)
「松木も宇野がいるから前に行けるところがある。気の利いたフォローもしてくれるし、いいところでボールを取ってくれる。本当に能力が高いです」(森田氏)
「彼は青森山田中出身で6年間の集大成にもなるので、期待したいですよね。小学校卒業時に、『自分はこのままでは成長できない』と感じて、自らの意思で福島を離れて青森山田に行くことを決めたんです。そういう決断が小学6年生でできるのはすごいですよ」(松尾氏)

うまさと技術を持ったアタッカー。東福岡の大渕来珠 photo by Morita Masayoshiうまさと技術を持ったアタッカー。東福岡の大渕来珠 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る大渕来珠
おおぶち・らいじゅ(MF/3年/東福岡・福岡県/167cm、59kg)

「大渕選手も人生をかけてセレッソ大阪U-18から東福岡に移籍してきた選手ですね。うまさと技術を持ったアタッカーで、プレーは本当に華やか。自分で持って仕掛けて、左右の足からクロスを入れたり、フィニッシュに持ち込んだり、攻撃の最後の仕上げができる選手です。選手権予選は攻撃のジョーカーとして起用されて、途中出場ながら決勝まで3試合連続ゴール。新年度から転校してきていきなり主役になって、最終的にエースとして結果を残すのは、彼の能力の高さならではです」(森田氏)
「自分で仕留められる選手。選手権予選では準決勝、決勝ともに、延長に入ってから勝ち越しゴールを決めています。そのゴールは左足だったんですけど、スーパーゴールでした。彼は右も左も蹴れて、プレースキックも両足で蹴られるのも魅力です」(松尾氏)

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