2021.09.16

日本サッカー界のキャリアプランが一変する!? 三笘薫、林大地、大学組の海外移籍は「事件」だ

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Panoramic/AFLO

 近年、Jリーグでは大学経由でJクラブ入りした選手、"大学組"の需要が高まっている。

 とりわけ昨季は、空前の"大卒ルーキー当たり年"。川崎フロンターレのJ1制覇に大きく貢献したMF三笘薫、FW旗手怜央をはじめ、多数の大卒ルーキーが活躍したが、今季もまた、鹿島アントラーズのDF常本佳吾やコンサドーレ札幌のFW小柏剛が、1年目ながらチームの主力を務めている。

 今年日本代表に初招集された選手が、DF山根視来(川崎)、MF稲垣祥(名古屋グランパス)、MF脇坂泰斗(川崎)、FW江坂任(浦和レッズ)ら、軒並み大学組だったことも、最近の傾向を後押しする。「(大学経由のプロ入りを)遠回りとは思わない。大卒の選手でも日本代表に選ばれると証明していかないといけない」とは、脇坂の言葉だ。

 大学はあくまで学業第一とはいえ、「プロになるため、大学へ入った」と進学理由を語る選手は数多い。なかには(クラブユースからのトップ昇格も含めて)高校卒業時点でJクラブからオファーがあっても、大学進学を選択するケースもあるほどだ。

 大学サッカーがJクラブへの戦力供給源として、その存在価値を高めているのは間違いない。

 そんな折、日本サッカーはまた新たな局面を迎えているのかもしれない。そう思わされる"事件"が、今夏起きた。

 東京五輪にも出場した大学組、三笘(川崎→ブライトン経由サン=ジロワーズ)とFW林大地(サガン鳥栖→シント・トロイデン)の海外移籍である。

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