ロティーナ監督招聘で躍進を期待も清水エスパルスがパッとしないのはなぜ? (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

「このプレー内容を続けていくことが大事。下位のチームが勝ち点3をとるのは簡単ではない。忍耐強く、今やっていることを"強く要求"して、続けていきたい」

 湘南戦後、ロティーナ監督はそう語り、「(勝利するために)強く要求していく」という言葉を何度か繰り返していたが、経験豊富なスペイン人指揮官には、選手たちの戦術理解やプレー内容がまだどこか消極的で物足りなく感じるのかもしれない。

 清水は現在14位。昨季の順位を考えれば驚くようなことではなく、むしろ上々の成績と言うべきなのかもしれないが、開幕前の注目度が高かっただけに、拍子抜けの感は否めない。

 もしもロティーナ監督が強く要求してもなお、チームが"笛吹けども踊らず"の状態にあるのだとしたら。あるいは、ロティーナ監督には、もはや強く要求することくらいしか打つ手がないのだとしたら。清水の苦境は今後も続き、J2降格の危険性は高まる。

 清水浮沈のカギを握る、名将の手腕に注目である。

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