41歳 遠藤保仁が磐田での2年目を語る。プロになって24年目、ブレない姿勢

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Getty Images

『特集:Jリーグが好きだっ! 2021』
ジュビロ磐田
遠藤保仁インタビュー後編

 2月26日に開幕したJリーグ。スポルティーバでは、今年のサッカー観戦が面白くなる、熱くなる記事を、随時配信。さまざまな視点からJリーグの魅力を猛烈アピール!

 今回は、昨年10月に、ジュビロ磐田へ期限付き移籍で入団した遠藤保仁のインタビューの後編をお届けする。

プロ24年目のシーズンを迎える遠藤。出場意欲はまったく衰えていないプロ24年目のシーズンを迎える遠藤。出場意欲はまったく衰えていない

 ジュビロ磐田に加入以降、主軸としてチームをけん引してきた遠藤保仁。当初は12位だったチームを6位まで引っ張り上げてシーズンを終了した。確かな手応えを掴んだ遠藤は、2021年のシーズンに向けてどのような目標を持っているのか、話を聞いた。

インタビュー前編はこちら>>


――今年、遠藤選手は早々に磐田での期限付き移籍の延長に合意したわけですが、改めて目的と目標を教えていただけますか。

「まず、自分が試合に出たいとか、個人の成績をよくしたいとかではなく、チームが勝つためにいかにいいパフォーマンスを見せられるのかを考えていく。その上で、自分が磐田に来た目的は、チームのスタイルを作ることです」

――常々、遠藤選手はスタイルが重要だと言っています。遠藤選手が考える磐田のスタイルとは、どんなものですか。

「簡単に言うと、攻撃的でボールを奪って、より多くのゴールを挙げる。鈴木監督になってからは割りと点が取れているので、今年はその攻撃力をさらに上げていく。守って勝つというよりは、攻めて勝つ、そういうスタイルを目指しています」

――では、目標は。

「J2優勝でJ1昇格。最低でも2位で昇格ですね。必要な勝ち点をよく聞かれますが、最終的に順位の一番上にいればいいので、勝ち点はあまり考えずにいきたい。ライバルも気にしていない。J1と同じで、チーム力が拮抗していて、どこが優勝してもおかしくないので、油断はせずに戦いたいなと思っています」

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