高校サッカー選手権のMF&FWはタレントの宝庫。Jリーグ入りの逸材多数 (3ページ目)

  • photo by Morita Masayoshi/Matsuo Yuki

<FW>
選手紹介

前線での巧みな動きが光る昌平の小見洋太。ゴールを量産できるか前線での巧みな動きが光る昌平の小見洋太。ゴールを量産できるか小見洋太
こみ・ようた(FW/3年/昌平・埼玉県/169cm、64kg)

 狡猾な動きと冷静なフィニッシュワークで、ゴールを量産する注目株だ。得意科目は日本史で、サッカーだけではなく勉強もできるタイプで、文武両道を貫くのも好印象。アルビレックス新潟入団内定。
「サッカーに向き合う姿勢がすばらしく、試合後に自分のプレーを言語化して説明できる。向上心もあって、失敗を失敗で終わらせない選手」(松尾氏)
「1年生の新人戦で初めて見た時に藤島崇之監督に『面白い選手がいるから楽しみにしていてください』と言われて見たら、前に行く姿勢がとにかくすごかった。そこからプロに行く選手へと成長したので、最後の選手権でも活躍を期待したい」(土屋氏)

徳島ヴォルティスに入団が内定している、京都橘の西野太陽徳島ヴォルティスに入団が内定している、京都橘の西野太陽西野太陽
にしの・たいよう(FW/3年/京都橘・京都府/180cm、67kg)

 速さとサイズを兼ね備えるストライカー。今季は貪欲にゴールを狙う姿勢が出てFWらしさが増した。2トップの相方・木原励とのコンビで攻撃を完結でき、簡単には止められない破壊力を持つ。徳島ヴォルティス入団内定。
「サイズ、スピードがあってポテンシャルを感じさせる一方で、昨年まではFWとしての仕事量が物足りなかった。しかし今年、徳島の練習に行ってから意識が変わり、力強くゴール前に行ってシュートを決められるようになった」(森田氏)
「昨年のインターハイで見た時に、総合力の高い選手だと感じた。体も強く、速さもあるし、クロスへの入り方もよかった」(松尾氏)

京都橘の木原励は、まだ2年生ながらJクラブが獲得を考えている注目選手だ京都橘の木原励は、まだ2年生ながらJクラブが獲得を考えている注目選手だ木原励
きはら・れい(FW/2年/京都橘・京都府/180cm、68kg)

 すでに複数のJクラブが獲得に動き出している注目選手。しなやかさとうまさを併せ持ち、体の強さも水準以上でオールマイティーなFWだ。
「一目見た時からプロに行けるポテンシャルを持っていると思っていたが、優しすぎてFWらしくない性格だった。それが、今年は『俺がやらないといけない』と思えるように変化。得点の嗅覚があるし、裏抜けからのシュートも上手で競り合いも強い。力強さが増したので、前線でボールを収めることもできる」(森田氏)

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